炎の記憶
かつて
炎によって分断された
2つの世界があった。
その炎は
憎しみと恐怖とそして深い悲しみに満ちていた。
だがしかし
その炎の苦しみを
母なる愛はとかしてくれた。
炎よりも熱く
炎よりも強い愛の力により
貴方は赦しについて学んだのだ。
赦しの本質を
学んだのだ。
それはローズマリーの小枝とともに
今も母なる愛の象徴として
魂の中に
刻まれている。
炎のはぜる音が
貴方に様々な記憶を思い起こさせるのは
それだけ人類と炎が共にあった時が長いことを意味するのだろう。
貴方が今もつ炎は
なんだろうか。
心の奥底に秘める
魂の炎の一面は
未だ全てが発揮されることなく
その扉を開かれるのを待っている。
そろそろ
開けてもいいころかもしれないね。